イスラエルとイランの愛の物語にみる利他のいい話

「いい話」と聞くと思い出す動画があります。TEDで公開された「イスラエルとイランの愛の物語」という動画。

詳しくは動画を見てもらった方が良いのですが、サマると以下です。

  • イスラエルとイランは10年、戦争をし続けて憎しみ合っていた
  • しかしある日、イスラエルのデザイナーが、「イランの人たちを愛している」という画像をFacebookに投稿した
  • すると、それに賛同する人たちが、集まり、その人たちように同じような「イランの人たちを愛している」という画像を作り始めた
  • その動きが大きくなり、イランからも同じような画像が投稿された

これを「いい話」と呼んでいいのかどうかもわかりませんが、私自信は、なぜこの物語に惹かれるのだろうな、と考えました。最初に見た時は泣きましたから。

それは「利他の物語」だからかもしれません。人は、多かれ少なかれエゴな生き物です。自分が生きることに必至です。でも、この物語は必ずしも自分のエゴではなく、国や人のために立ち上がる人たちの話です。もちろん、それは彼らにとっても求めた平和かもしれませんが、憎しみ合う同士の中で、相手を愛すると表明することは、とても勇気が必要です。そして、その勇気は、必ずしも自分のものだけではなく利他へ愛が溢れた勇気です。

思えば、子供のころから私が子供の頃から聞いていた童話の桃太郎も利他の話かもしれません。桃太郎は必ずしも自分が鬼に苦しめられていたわけではありません。でも、桃太郎はおじいさんやおばあさん、そして村のために立ち上がります。そういう物語を聞いて育ってきたからこそ、このような利他の話に惹かれるのかもしれません。そして、自分もそう生きたい(でも難しい)という思いがあるからこそ、羨望の目で、このようなコンテンツをみるのかもしれません。

ただ、僕も少しでも、こういう利他の話が他の人に広がり、そして、これを見た人が「世の中って捨てたものじゃないな」と少し気が楽になってくれたらいいなと思い、このようなブログをはじめました。

»Ronny Edry: イスラエルとイランの愛の物語(?) | TED Talk

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